- 代表機関:筑波大学生命環境系/
つくば機能植物イノベーション研究センター - 課題管理者:江面 浩
概要Overview
トマトは世界で最も多く生産されている果菜類であり、トマトが持つ遺伝子機能や栽培特性、果実成分などは学術的な興味だけではなく産業利用としても注目を集めています。加えてトマトの特徴である「果実の発達」や「光周期性を持たない花成制御」などは従来のモデル植物が持ち合わせていない特徴であり、基礎生物学的な問いに答える新しいモデル植物としても有用です。
リソースの系統
・栽培品種・野生種およびそれらの交配系統:約100系統
・マイクロトム個別変異体系統:約 2,500系統
・変異処理済み種子バルクセット:約 5,500系統分
・T-DNA挿入系統:約 500系統
・完全長を含むcDNAクローン:約27万種 など
リソースの特徴
矮性トマト品種マイクロトムを実験系モデル品種と位置づけ、マイクロトムを親系統とした大規模変異体系統およびT-DNA挿入系統を世界で唯一配布しています。
代表機関での取り組み
筑波大学では、より多くのユーザーに興味をもってもらえるように、個別変異体がもつ詳細な表現型などの情報取得を行います。
分担機関での取り組み
明治大学では、論文とリソースの情報を統合し、リソースの高付加価値化をもたらすデータベース・知識ベースの強化を行います。
リソース関連プログラム課題
【ゲノム情報等整備プログラム】
2010年度 | マイクロトムゲノム配列解読 |
2009年度 | マイクロトムBACエンドシークエンス(両端読み93682件) |
2008年度 | 完全長cDNA配列解読によるトマトリソース高付加価値化 (全長配列 9000件) |