- 代表機関:京都大学 ヒト行動進化研究センター
- 課題管理者:中村 克樹
- FAX:0568-65-0188
- 分担機関①:自然科学研究機構 生理学研究所
概要Overview
ニホンザルはヒトとの近縁性から、神経生理、感染症・免疫、再生医療などの生命科学研究に不可欠なモデル動物として用いられるマカクザルの一種です。我が国の高次脳機能研究に大きく寄与する一方、数十万年前の分岐以来、熱帯・亜熱帯由来の病原体に接する機会が少なかったため、特異な感受性、免疫反応を示す可能性に注目した比較感染症学研究への貢献も今後期待されます。
リソースの系統
・ニホンザル:1系統
リソースの特徴
日本固有種であり、研究用に繁殖・提供する体制を整備しているのはNBRPだけです。COVID-19パンデミックの影響で研究用マカクザル供給が不安定になる中、その価値は一層高まっています。
代表機関での取り組み
京都大学ヒト行動進化研究センターでは、繁殖個体の全ゲノムシーケンスを推進することにより、地域ごとの差異を付加したバイオリソースを目指します。
分担機関での取り組み
生理学研究所では、代表機関と協力して、事業運営の一層の効率化と安定化に貢献します。
リソース関連プログラム課題
【ゲノム情報等整備プログラム】
2010年度 | ニホンザルゲノム解析 |
2002年度-2003年度 | ゲノム情報 – 成果:ゲノム情報等整備プログラム:2002年度-2006年度 |
【基盤技術整備プログラム】
2018年度-2019年度 | ニホンザルバイオリソースにおけるBウイルス検査法の開発 |