広義キク属

栽培ギクをはじめとしたキク属植物には、モデル植物にはない興味深い特徴がありますが、自家不和合性・高次同質倍数体が多く、遺伝学的研究には不向きです。本プロジェクトは、全ゲノム塩基配列が解読された二倍体野生種・キクタニギクの純系系統をプラットフォームとした、我が国独自のリソースの開発を通して、多様なキク属種の分子遺伝学研究に貢献しています。

リソースの系統

・日本原産種を中心とした広義キク属系統（野生系統）：約500系統
・キクタニギク純系系統・変異体・種間交雑後代などの実験系統：約100系統
・キクタニギクBACクローン：約10万クローン　など

リソースの特徴

世界最大規模のキク属野生種のコレクションを広く公開している世界で唯一の機関であり、独自に開発されたキク属モデル系統や変異体など実験系統の提供も行っています。

代表機関での取り組み

広島大学では、Gojo-0をプラットフォームとして変異体などの個体リソース・遺伝子発現情報などの情報リソースを充実させます。

分担機関での取り組み

高知大学では、野生系統などの個体リソースの収集と安定的なバックアップを行っていきます。

リソース関連プログラム課題

【ゲノム情報等整備プログラム】