ナショナルバイオリソースプロジェクト


drosophila_imageショウジョウバエ

更新日:2017年4月27日 

データベースページ
drosophila_Database
センターホームページ
drosophila_Homepage

代表機関

国立遺伝学研究所生物遺伝資源センター バイオリソース事業部

齋藤 都暁
E-mailsaitok[at]nig.ac.jp

〒411-8540  三島市谷田1111
Tel : 055-981-6823
Fax : 055-981-6825

プロジェクトの目的

ショウジョウバエは生命科学の研究材料として110年の歴史を持ち、これまでも遺伝学、発生学、進化学などで数々の重要な概念を産み出してきた。キイロショウジョウバエの特徴としては、大量飼育の容易さや世代交代時間の短さに加えて、1)組織、器官など個体体制の複雑さに比してゲノムがコンパクト、2)個体レベルの生命現象を遺伝子/ゲノムの機能から解析可能、3)ゲノム配列/アノテーションの正確さ、また組織や発生段階での種々の遺伝子発現データの蓄積、4)改変遺伝子導入やその条件的発現調節等、遺伝子工学的手法の発達、などを挙げることができる。13,936個のタンパク質コード遺伝子の約7割がヒト遺伝子とのホモロジーを持つのみならず、「遺伝子ネットワーク」の保存性もあり、近年は疾病の基盤的研究の材料としても多くの研究が行われている。また超高速シーケンサの発達を利用して、キイロショウジョウバエ近縁種に特異的、かつ双翅目を超えて普遍的な生命現象、例えば単為生殖、休眠、極限環境耐性等、生物多様性や進化などを遺伝子/ゲノムのレベルで研究する材料としても適している。即ち、ヘルスケアをも包含する「ライフサイエンス研究」において広く、重要な役割を担うバイオリソースといえる。

ショウジョウバエ・リソースの特徴として、これまでに分離され蓄積されてきた数多くの突然変異体系統の存在に加え、最近は大規模で体系的な変異体系統ライブラリが国内外のプロジェクトにより作り出されていることが挙げられる。このような系統を多く収集、維持管理して研究現場に迅速に提供できる基盤整備はライフサイエンス研究の推進に不可欠である。このような状況を踏まえ、本プロジェクトはショウジョウバエの突然変異系統を網羅的に収集し、ライフサイエンス研究に必要な遺伝資源を維持し、研究を支援する基盤的な体制を整備することを目的とする。

実施体制

代表機関と分担機関は下記の役割を分担し、かつ協力して上記目標を達成する。

提供可能なリソース

系統

提供/寄託

リソースを使った研究成果

ニューロンの軸索や樹状突起の分枝において、細胞質とミトコンドリアのタンパク質翻訳が異なった関与をする。(Chihara et al. Nature Neurosci. 10: 828-837, 2007)
CCAATTモチーフの結合因子であるNF-Y(nuclear factor Y-box)は、複眼原基の特異化には関与するが、成長には関与しない(Yoshioka et al. Genesis 45: 21-31, 2007)

運営委員会など

運営委員会
議事概要

世界の関連サイト

関連サイト集

他機関との連携

その他

• 事業実績
  NBRP「ショウジョウバエ」は、この10年間を通じ、確実に提供実績を伸ばしてきた。特に「提供者数」および「提供機関数」が着実に増加している点は、NBRP「ショウジョウバエ」が世界の研究コミュニティに認知されてきた明確な証である。
  海外と国内の比率を比較してみると、国内の研究者は一人当たりの利用実績(提供系統数)が海外の研究者に比べて平均的に多いことがわかる。NBRP「ショウジョウバエ」が国内の研究コミュニティ(100研究機関余)に活発に利用されていることを示している。
  さらにこれらのリソースを活用した研究成果も論文として続々と発表されるようになり、NBRPがライフサイエンスの基礎研究に果たす重要性は明らかである。
>>画像 ( 提供系統数 / ユーザー機関数 / ユーザー数 / 利用論文数 )

第32回 日本分子生物学会におけるポスター展示


page-top