イネ

イネは地球上の多くの人口を養うカロリー源として人類に不可欠であり、人類の歴史と共に進化してきた植物です。野生祖先種を含むイネ属遺伝資源は育種だけでなく、遺伝学、生物学などの基礎研究に至るまで多様な分野で活用されています。NBRPイネでは野生イネ系統や栽培イネ背景の突然変異系統を提供しています。

リソースの系統

・野生イネ系統：約 1,700系統
・MNU変異系統（金南風、TC65、キタアケ、ゆきひかり由来）
・染色体部分置換系統（Oryza glaberrima・O. meridionalis・O. glumaepatula・O. sativa indica・O. sativa japonica由来の染色体を栽培イネに導入）など

リソースの特徴

世界的に見ても最もコレクションが充実した野生イネ系統を保有・提供している機関の1つです。野生イネは開発や環境変化により生息域が減少しており、貴重な遺伝資源です。

代表機関での取り組み

国立遺伝学研究所は野生イネ系統を提供し、野生イネデータベースにて遺伝子・ゲノム情報を公開しています。

分担機関での取り組み

九州大学は栽培イネの突然変異系統や野生イネの染色体部分置換系統などの実験系統を提供しています。

リソース関連プログラム課題

【ゲノム情報等整備プログラム】

【基盤技術整備プログラム】