- 代表機関:千葉大学 真菌医学研究センター
- 課題管理者:矢口 貴志
- FAX:043-226-2486
- 分担機関①:長崎大学 熱帯医学研究所
概要Overview
主要な病原真菌や病原放線菌の基準株や臨床株は、新規薬剤の評価だけでなく、薬剤耐性機序の解明、有用物質の探索まで幅広く活用されています。また、病原原虫は40種以上の培養株を保有し、新規薬剤の評価、寄生のメカニズムに関する研究、感染動物モデルの確立、臨床検査における陽性コントロールなどに活用されています。
リソースの系統
・5年以内に臨床検体から分離された真菌、高度病原真菌その他主要な病原真菌:約15,000株
・Nocardiaを中心とする病原放線菌の基準株、臨床株:約2,700株
・主としてヒトに感染する原虫:約370株 など
リソースの特徴
病原真菌・放線菌の臨床株は国際的なリソース機関の中でも質・量ともに随一であり、病原原虫も40種以上を有し、特にクルーズトリパノソーマは世界有数の株数を誇ります。
代表機関での取り組み
千葉大学は、医療機関と連携して臨床菌株を集め、薬剤耐性などの基本情報とともに提供します。
分担機関での取り組み
長崎大学では、遺伝子組換え原虫や抗原虫抗体を産生するハイブリドーマなど研究に有用なツールを充実させます。
リソース関連プログラム課題
【基盤技術整備プログラム】
2020年度-2021年度 | 広範な微生物種の迅速同定を可能にするMALDI-TOF MSレファレンスデータの構築 |