研究用ヒト臍帯血細胞

研究用ヒト臍帯血バイオリソース事業は、「生命科学・医学研究の発展」を目指した研究のため、品質の確保された研究用ヒト臍帯血試料を研究者に提供することを目的としています。本臍帯血は、最も未分化な造血幹細胞を豊富に含み、再生医療・創薬研究・免疫学研究・感染症研究・遺伝学研究・iPS細胞樹立など幅広く医学研究や生物学研究に利用されています。

リソースの系統

・有核細胞（HCB）：有核細胞 3×108個以上/バッグ
・単核細胞（CBF）：＜小容量＞1×107個以上/チューブ×4本セット
・単核細胞（CBF）：＜大容量＞1×108個以上/バッグ
・CD34陽性細胞（CD34）：1×105個以上/チューブ　など

リソースの特徴

研究用のヒト臍帯血からは、生きた細胞のみならず、そこからDNA、RNA、蛋白質、miRNA、エクソソームやミトコンドリアも抽出可能です。ヒト臍帯血には、胎児由来の最も若いヒト体性幹細胞も含まれます。

代表機関での取り組み

東京大学医科学研究所附属病院では、産婦人科から入手した臍帯血を調製・凍結した後、理化学研究所バイオリソース研究センターへ送付しています。

分担機関での取り組み

理化学研究所バイオリソース研究センターは、凍結臍帯血細胞試料を管理し、希望する研究者に提供しています。