- 代表機関:名古屋大学大学院 生命農学研究科 附属鳥類バイオサイエンス研究センター
- 課題管理者:西島 謙一
- FAX:052-789-4114
- 分担機関①:広島大学 大学院統合生命科学研究科
概要Overview
ニワトリ・ウズラは現存する約9,600種の鳥類を代表する実験モデルです。胚の微細手術が容易で発生過程のライブ追跡が可能な利点から発生学分野など幅広い研究分野で利用されてきました。市販のニワトリ・ウズラは産業用でヘテロ性の極めて高い個体群です。NBRPでは高度近交化系など遺伝的に統御され実験結果の再現性を確保しやすい系統を提供しています。
リソースの系統
・標準系統や変異形質 ・疾患モデル系統:ニワトリ39系統、ウズラ23系統
・ニワトリ・ウズラが属するキジ科と異なるナンベイウズラ科系統:2種
・遺伝子改変系統:ニワトリ2種、ウズラ1種(今後拡充予定)
・提供形態:種卵、血液、ゲノムDNA、個体(雛、成体)など
・始原生殖細胞株(遺伝子導入株 含む): 2022年度提供開始予定 など
リソースの特徴
ニワトリ・ウズラ資源の世界的激減の中、防疫対策から生体の輸出入は困難です。鳥類では珍しい近交系や遺伝子改変系統など他では入手できない系統を提供しています。
代表機関での取り組み
名古屋大学では、ニワトリ始原生殖細胞(PGC)株の収集・提供を開始します。ゲノム編集などに利用が期待されます。
分担機関での取り組み
広島大学では、日本鶏のリソース化を進める計画です。
リソース関連プログラム課題
【基盤技術整備プログラム】
2018年度-2019年度 | 鳥類生殖細胞の凍結保存技術の高度化 |
ニワトリPGC の凍結保存に関する技術開発 |