概要Overview
藻類は、進化系統的に多様なグループで構成され、海洋、沿岸、陸水、極限環境を含む様々な水界の基礎生産者として重要です。国立環境研究所では21門77綱に及ぶ多様な藻類及び原生動物の系統を、神戸大学では海藻類の主要分類群を保存、提供しています。光合成研究のモデル生物として、また環境研究やバイオマス利用、医薬品開発などの幅広い分野で活用されています。
リソースの系統
・微細藻類及び藻類に近縁な原生動物:約2,700株
・車軸藻などの淡水産大型藻類:約300株
・紅藻、褐藻、緑藻からなる海藻株:約1,100株 など
リソースの特徴
国立環境研究所では多様な分類群を網羅しつつ、クラミドモナスなどの標準系統も保有しています。大部分が日本産リソースです。神戸大学は世界唯一の海藻専門の保存機関です。
代表機関での取り組み
国立環境研究所と神戸大学では、凍結保存への移行、国際的データベースやSNSによる情報発信などに取り組んでいます。
分担機関での取り組み
北海道大学では重要リソースのバックアップを行なっています。
リソース関連プログラム課題
【ゲノム情報等整備プログラム】
2016年度 | NIESコレクションのシアノバクテリアのゲノム情報整備 |
【基盤技術整備プログラム】
2023-2024年度 | 藻類リソースにおける無菌化関連技術の開発と運用 |