災害時におけるバイオリソースの安定的な維持・提供にむけて -NBRP事業における遠隔監視・自動化による基盤構築-

災害時におけるバイオリソースの安定的な維持・提供にむけて -NBRP事業における遠隔監視・自動化による基盤構築-

ナショナルバイオリソースプロジェクトにおける高品質なバイオリソースは、一度リソースを失ってしまうと、最長20年、最低でも3年は 復元に要するなど、希少性が高い貴重な研究資源であり、きめ細かな人的作業による生体飼育等がリソースの安定的な維持に不可欠です。 新型コロナウイルスによる災害時の自粛状況下においても、職員が出勤・作業している現状です。
そのため、文部科学省は、職員に出勤のリスク等を負わせることなく、貴重なバイオリソースの着実な維持・提供が可能となるよう、2020年度第二次補正予算に関連費9億3500万円を盛り込み、 カイコ、ニホンザル、ラット、ネッタイツメガエル、ショウジョウバエ、イネ、トマト、オオムギ、藻類、酵母などの計23のバイオリソースを対象に、 その拠点機関における自動飼育/生育設備やテレモニタリング(リモートセンシング)環境を構築する計画です。
参考資料:「令和2年度文部科学省第2次補正予算(案)事業別資料集(令和2年5月29日)PDF」文部科学省ホームページ
〇こちらの内容は、2020年7月12日の読売新聞朝刊(12面)「実験動物を自動飼育-文科省支援へ」にも掲載されました。

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