NBRPコムギに関係する標記のイベントが開催されます。奮ってご参加ください。
会場をめぐりながら、見どころや裏話をご紹介する「展示解説ツアー」もございます(6月22日(土)11:00-11:30)。
※参加を希望される方は、当日開始時間までに会場にお越しください。
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■ 日時:2024年6月20日(木)-22日(土) 9:00-18:00(最終日は 15:00 まで)
■ 会場:京都大学 吉田キャンパス 北部構内 旧演習林事務室ラウンジ
■ 対象:一般・地域の方
■ 参加費:無料
■ 展示内容:
田中正武博士はフィールド・ワークにより栽培植物の祖先種の自生地を探索し、種子などの植物資料を採集すると同時に、周辺環境情報、農法や利用法といった文化的情報を記録しました。現地調査とその後の比較栽培調査や各種実験で得られた情報を総合し、旧大陸と新大陸における様々な栽培植物の起原を考察しました。
「田中正武研究資料, 1929‒1997」には、現地調査の準備から実施後の研究に至る、幅広い一次資料が含まれます。
一方で、現地調査で採集された植物資料のうち、コムギとその近縁野生種の種子は、系統化され、遺伝資源として京都大学大学院農学研究科で維持されており、現在のコムギ研究を支えています。
本展では、昨年開催された展覧会「学術探検と遺伝資源」の内容に加え、整理の過程で見出された資料を新たに用いて、現地調査における採集物がどのように分類、系統化され、NBRP・コムギの遺伝資源として整備されてきたのかを紹介します。あわせて、NBRP・コムギの遺伝資源の重要性と、世界の食糧安全に向けた遺伝資源利用の取り組みと展望についても紹介します。
展示物は全草標本、地図、現地調査の野帳(レプリカ)、写真、書簡、遺伝資源保存にかかわる道具類などです。
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