令和5年度 広義キク属研究集会【NBRP広義キク属】

NBRP広義キク属に関係する標記の研究会が開催されます。奮ってご参加ください。

「広義キク属植物における培養技術と
 遺伝子組換え技術・ゲノム編集に関する研究について」

【日  時】 令和 5 年 11 月 22 日(水) 9:30~10:30 *対面および Zoom によるハイブリッド形式
【開催場所】 高知大学・物部キャンパス
【講  演】 篠山 治恵先生 福井県立大学生物資源学部創造農学科 准教授

【接続情報】 https://us02web.zoom.us/j/84808351477?pwd=MEdFeU82YzE5VWcxaWNWLzNSYk5ydz09
      ミーティング ID: 848 0835 1477
      パスコード : 794260

広報内容 令和5年度 広義キク属研究集会
日時 2023年11月22日(水)9:30-10:30
会場 高知大学・物部キャンパス
*対面とZoomによるハイブリッド開催です。
課題名 広義キク属
備考 参加費:無料
事前登録の必要はありません。どなたでもご参加いただけます。
※発表データの録画・録音は禁止といたします。

【要旨】
観賞用キク(Chrysanthemum morifolium)において、栽培期間中に使用する農薬費は生産費全体の約 1 割を占める。生産者の体力的な負担も大きいため、遺伝子組換え技術等を用いて耐病性や耐虫性をキクに導入することで、農薬散布量の削減を図った。作出された耐病虫性を有する遺伝子組換えキクについては、導入遺伝子の自然界への拡散を防止するため、ゲノム編集技術を用いて生殖細胞の不活化を行うことで実用化の促進を図った。また、シロバナムシヨケギク(Tanacetum cinerariifolium)が合成するPyrethrin は、マラリアを媒介する雌のハマダラカ(Anopheles mosquitoes)をはじめとする種々の昆虫に高い殺虫効果が確認されているが、合成部位が胚珠でのみであることから、生産性の面で問題がある。そこで、植物体内で生合成される Pyrethrin を増加させる遺伝的改良を行うため、遺伝子組換え技術の確立を行った。今後は生合成に関わる遺伝子や転写因子の同定を行い、Pyrethrin 生合成量の増加を図る予定である。さらにマラリアや肺がんの薬となる Artemisinin を生合成するクソニンジン(Artemisia annua)の培養技術と遺伝子組換え技術等も併せて行っている。

【問い合わせ先】
広島大学大学院統合生命科学研究科 附属植物遺伝子保管実験施設 草場 信
TEL:082-424-2471 E-mail:shokui@hiroshima-u.ac.jp (受信専用アドレス)

このページの先頭へ戻る