ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)オンラインフォーラム2020:全リソース課題の紹介講演(参加費無料・事前登録必)

 

ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)オンラインフォーラム2020:全リソース課題の紹介講演

ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)では、2020年12月2日(水)と3日(木)の二日間にわたり、ウェビナー(ZOOM)による全リソース課題の紹介講演によるオンラインフォーラムを開催いたします(参加費無料・事前登録必:フォーラム開始30分前までに)。

主催:ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)広報室

▶ 活動報告:報告書


ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)は、わが国が戦略的に整備することが重要なバイオリソースについて、体系的に収集、保存、提供等を行うための体制を整備することを目的に2002年度にスタートしました。これまでの過去19年間におよぶ活動により、動植物・微生物等のバイオリソースとそれらに関する情報提供の事業拠点が整備され、世界的にも類を見ない多様かつ体系的なバイオリソース整備プロジェクトとして着実に成長してきました。

今回、バイオリソースのさらなる利活用の促進に向け、全リソース34課題の紹介講演を行います。このオンラインフォーラムでは、リソース課題拠点の担当者から、最新のリソース情報や事業運営についてご紹介します。素朴な疑問から今後の整備すべきリソースなど、多くの方々から様々なご意見・ご質問をいただき、よりよいプロジェクトへと発展するよう、ご協力を賜われればと願っております。

当プロジェクトには動物、細胞・遺伝子材料、植物、微生物、情報からなる34のリソース課題が存在します。そのため、5つのグループに分けて、以下の日程でオンラインフォーラムを開催します。

各講演グループ(第1部~第5部)のフォーラム開始30分前までに、下記スケジュール欄に記載しました「こちら」より参加登録をお願いいたします。
*第1部~第5部の各講演グループごとに参加登録が必要です。


[参加登録方法等]
 ・参加登録締め切り:各講演グループの講演開始30分前
 ・視聴方法:参加登録時にご記載のメールアドレスに届いた登録完了メールにある、「ここをクリックして参加」よりご参加ください
  (*メールアプリは、htmlモードにしてご覧ください:textモードの場合、クリックしても参加ができません)。
 ・オンライン接続開始:各講演グループの講演開始15分前
 ・言語:日本語のみ
 ・各リソース・課題につき、講演5-7分、質疑応答約3分(計10分)
 ・参加登録ページのコメント欄に、対象の「リソース・課題名」とともに、ご記入いただいたご質問は、できる限りフォーラム内で回答いたします。
 ・講演内容につきましては予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。


〇第1部 2020年12月2日(水) 13:30 – 14:40(70分) 参加登録はこちら 
【動物1、細胞・遺伝子材料】:『実験動物マウス』『ラット』『ニホンザル』『線虫』『研究用ヒト臍帯血細胞』『ヒト・動物細胞』『遺伝子材料』


リソース課題
(リンク:提供サイト)
タイトル 講演者(所属)
実験動物マウス 日本のマウスリソースのハブ機関 吉木 淳(理化学研究所 バイオリソース研究センター実験動物開発室)
ラット ラットをより身近なものに:ナショナルバイオリソースプロジェクト「ラット」のご紹介 椛嶋 克哉(京都大学 医学研究科動物実験施設)
ニホンザル ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」の紹介 東濃 篤徳(京都大学 霊長類研究所)
線虫 遺伝子機能解析のための線虫ストレインの収集・保存・提供 三谷 昌平(東京女子医科大学 医学部)
研究用ヒト臍帯血細胞 研究用ヒト臍帯血細胞とその応用 長村 登紀子(医科学研究所附属病院セルプロセッシング・輸血部)
ヒト・動物細胞 理研細胞バンク事業 ~疾患特異的iPS細胞~ 野口 道也(理化学研究所 バイオリソース研究センター細胞材料開発室)
遺伝子材料 信頼できるDNAリソースでよい研究結果を! 岸川 昭太郎(理化学研究所 バイオリソース研究センター遺伝子材料開発室)

〇第2部 2020年12月2日(水)15:30 – 16:40(70分) 参加登録はこちら
【動物2】:『ニワトリ・ウズラ』『ネッタイツメガエル』『ゼブラフィッシュ』『メダカ』『カタユウレイボヤ』『ショウジョウバエ』『カイコ』


リソース課題
(リンク:提供サイト)
タイトル 講演者(所属)
ニワトリ・ウズラ 遺伝子ノックインニワトリにおける始原生殖細胞特異的eGFPの発現 西島 謙一(名古屋大学 大学院生命農学研究科附属鳥類バイオサイエンス研究センター)
ネッタイツメガエル ネッタイツメガエルの遺伝学・ゲノム科学的リソース基盤の形成とその活用 〇鈴木 誠 1,井川 武 1,柏木 昭彦 1,柏木 啓子 1,古野 伸明 1,鈴木 菜花 1,田澤 一朗 1,高瀬 稔 1,三浦 郁夫 1,鈴木 厚 1,花田 秀樹 1,中島 圭介 1,彦坂 暁 2,越智 陽城 3,加藤 尚志 4,森 司 5,荻野 肇 1
(1:広島大学 両生類研究センター、2:広島大学 統合生命科学研究科、3:山形大学 医学部メディカルサイエンス推進機構、4:早稲田大学 教育・総合科学学術院、5:日本大学 生物資源科学部)
ゼブラフィッシュ 生命科学研究基本リソースとしてのゼブラフィッシュ 岡本 仁(理化学研究所 脳神経科学研究センター)
メダカ multi-omics解析によるメダカゲノムの新たな注釈付け 成瀬 清(自然科学研究機構 基礎生物学研究所)
カタユウレイボヤ 脊索動物モデルとしてのカタユウレイボヤの紹介 笹倉 靖徳(筑波大学 下田臨海実験センター)
ショウジョウバエ ショウジョウバエ – 先端研究を支えるバイオリソース 〇齋藤 都暁 1、〇高野 敏行 2、〇粟崎 健 3、近藤 周 1、矢野 弘之 1、三好 啓太 1、都丸 雅敏 2、大迫 隆史 2、平井 和之 3、明石 良 4
(1:国立遺伝学研究所 生物遺伝資源センター、2:京都工芸繊維大学 ショウジョウバエ遺伝資源研究部門、3:杏林大学 医学部、4:宮崎大学)
カイコ 日本発信のカイコバイオリソースの魅力 伴野 豊 1、〇藤井 告 1、嶋田 透 2、梶浦 善太 3
(1:九州大学 大学院農学研究院、2:学習院大学 理学部、3:信州大学 学術研究院)

〇第3部 2020年12月2日(水)17:20 – 18:00(40分) 参加登録はこちら
【情報】:『情報センター』『地球規模生物多様性情報機構日本ノード(JBIF)』『大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)』『ABS (Access and Benefit-Sharing)対応』


リソース課題
(リンク:ホームページ)
タイトル 講演者(所属)
情報センター バイオリソース情報データベースとWebサイトの紹介 川本 祥子(情報システム研究機構 国立遺伝学研究所生物遺伝資源センター)
地球規模生物多様性情報機構日本ノード(JBIF) 野生生物リソースのオカレンス情報の宝庫:生物多様性情報サイトの紹介 細矢 剛(国立科学博物館 標本資料センター)
大型類人猿情報ネットワーク(GAIN) 大型類人猿サンプルの研究利用の流れ 田和優子(京都大学 野生動物研究センター)
ABS (Access and Benefit-Sharing)対応 海外遺伝資源の取得と利用(ABS) 〇鈴木睦昭、〇鹿児島浩(国立遺伝学研究所 ABS学術対策チーム)

〇第4部 2020年12月3日(木) 13:30 – 14:50(80分) 参加登録はこちら
【植物】:『シロイヌナズナ等実験植物/植物培養細胞・遺伝子』『イネ』『コムギ』『オオムギ』『ミヤコグサ・ダイズ』『トマト』『広義キク属』『アサガオ』


リソース課題
(リンク:提供サイト)
タイトル 講演者(所属)
シロイヌナズナ等実験植物/植物培養細胞・遺伝子 国際連携で進むポスト・ポストゲノム時代の研究基盤整備 安部 洋(理化学研究所 バイオリソース研究センター実験植物開発室)
イネ NBRPイネリソースの紹介 佐藤 豊(情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所ゲノム・進化研究系)
コムギ ポストゲノム時代に向けたコムギリソース 寺内 良平、那須田 周平、〇太田 敦士、〇新田 みゆき(京都大学 大学院農学研究科)
オオムギ オオムギリソース活用のための形質転換およびゲノム編集技術 〇久野 裕、佐藤 和広(岡山大学 資源植物科学研究所)
ミヤコグサ・ダイズ NBRPミヤコグサ・ダイズ ーマメ科植物研究のためのバイオリソースー 〇橋口 正嗣、佐藤 修正、橋口 拓勇、田中 秀典、明石 良(宮崎大学 農学部)
トマト 実験用モデルトマト品種 “マイクロトム” の多様な変異体コレクションと遺伝子機能の解明に向けた取り組み 〇杉本 貢一 1、伊藤 直子 1、有泉 亨 1、福田 直也 1、青木 考 2、矢野 健太郎 3、江面 浩 1
(1:筑波大学 つくば機能植物イノベーション研究センター、2:大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科、3:明治大学 農学部)
広義キク属 キクタニギクモデル系統Gojo-0を核とした研究基盤の整備 中野 道治(広島大学 大学院総合生命科学研究科)
アサガオ NBRPアサガオ:100系統のゲノム情報整備 星野 敦(自然科学研究機構 基礎生物学研究所)

〇第5部 2020年12月3日(木) 15:40 – 17:00(80分) 参加登録はこちら
【微生物】:『藻類』『ゾウリムシ』『細胞性粘菌』『酵母』『原核生物(大腸菌・枯草菌)』『一般微生物』『病原真核微生物』『病原細菌』


リソース課題
(リンク:提供サイト)
タイトル 講演者(所属)
藻類 藻類リソースの多様性と魅力 河地 正伸(国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター)
ゾウリムシ ゾウリムシリソースの特徴と活用例 〇橘 理人、大濵 三紗子、村上 理子、渡邉 健太、清水 隆、度会 雅久、藤島 政博(山口大学 共同獣医学部)
細胞性粘菌 細胞性粘菌をモデル生物に用いるその理由 上村 陽一郎(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
酵母 ナショナルバイオリソースプロジェクト「酵母」 杉山 峰崇(大阪大学 大学院工学研究科)
原核生物(大腸菌枯草菌 大腸菌・枯草菌リソースの活用:DNAクローニングから網羅的スクリーニングまで 青木 敬太(国立遺伝学研究所 遺伝形質研究系)
一般微生物 NBRP一般微生物:環境や健康の研究に有用な多様な微生物リソースの整備 橋本 陽(理化学研究所 バイオリソース研究センター微生物材料開発室)
病原真核微生物 病原真核微生物-病原真菌・原虫の保存、提供 矢口 貴志(千葉大学 真菌医学研究センター)
病原細菌 NBRP第4期 病原細菌の事業展開 林 将大(岐阜大学 微生物遺伝資源保存センター)

[お問い合わせ]
国立遺伝学研究所内 NBRP広報室
nbrp-pr(at)nig.ac.jp

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