日本植物学会第82回大会

シンポジウム
―植物系NBRP リソースとその活用研究最前線―

2018年9月16日(日)9:00-12:00
広島国際会議場 B 会場
オーガナイザー
山口 晴代(国立環境研究所・生物・生態系環境研究センター)
佐藤 豊(国立遺伝学研究所・系統生物研究センター)

 ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)は、ライフサイエンス研究の基礎・基盤となるバイオリソースについて、収集・保存・提供を行うとともに、リソースの質的向上、 付加価値向上を目指し、かつ時代の要請に応えるリソース整備を行なうものです。日本植物学会にゆかりのある植物系NBRPの魅力を紹介するために、本大会に12のNBRPリソースが展示ブースに集結しました。 本シンポジウムでは、その中から6つのNBRPリソース担当者に、各リソースの特徴と魅力を語ってもらい、リソースを活用して行なわれた最新で独創的な研究成果について各リソース選りすぐりのユーザー からご講演頂き、植物科学におけるNBRPリソースの重要性と魅力についての認識を新たに今後の課題等について議論する場としたい。

植物科学における藻類リソースの魅力について
 河地 正伸(国立環境研・生物・生態系環境研究センター)
 川井 浩史(神戸大・内海域環境教育研究センター)
ゾンビ化実験で明らかになった創発現象としてのボルボックス走光性
 植木 紀子(ニューヨーク市立大・ブルックリン校)
細胞性粘菌リソースと研究への利用
 上村 陽一郎(理研・生命機能科学研究センター)
 桑山 秀一(筑波大学・生命環境))
 上田 昌宏(理研・生命機能科学研究センター)
細胞性粘菌の化学生態学
 齊藤 玉緒(上智大・理工)
キクタニギク自家和合性突然変異体を用いたキク属モデル系統の開発
 草場 信(広島大・院・理)
 中野 道治(広島大・院・理)
 小塚 俊明(広島大・院・理)
 谷口 研至(広島大・院・理)
キクタニギクを用いた光周性花成制御機構の解明と電照栽培技術への応用
 樋口 洋平(東京大・院・農学生命)
 久松 完(農研機構・野菜花き)
アサガオの多様な変異体リソースと高精度ゲノム情報
 仁田坂 英二(九州大・院・理)
 星野 敦(基生研)
アサガオ花弁屈曲系統「台咲」から見る花器官のミクロ構造の役割
 武田 征士(京都府立大・院・生命環境)
マメ科植物研究を牽引するミヤコグサ・ダイズバイオリソース
 橋口 正嗣(宮崎大・農)
 佐藤 修正(東北大・院・生命科学)
 橋口 拓勇(宮崎大・農)
 田中 秀典(宮崎大・IR 推進センター)
 明石 良(宮崎大・農, 宮崎大・IR 推進センター)
「ミヤコグサ国内野生系統が示す開花時期の大きな違いとその遺伝基盤」~全ゲノム関連解析による責任遺伝子の検出~
 瀬戸口 浩彰(京都大・院・人間環境, 京都大・地球環境学堂)
 若林 智美(奈良女子大・理系女性教育開発共同機構)
実験植物としてのコムギとその近縁種
 那須田 周平(京都大・院・農)
パンコムギの冠水応答にみられるコムギ・エギロプス属細胞質の多様性
 竹中 祥太朗(龍谷大・農)
 山本 涼平(龍谷大・農)
 中村 千春(龍谷大・農)
総合討論
 佐藤 豊
 山口 晴代
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