プロジェクトの歩み
NBRPの歴史
- ▽ NBRP前史
- NBRP発足後 ▽ 第1期-第4期
- ▽ 第5期 (今期)
NBRP前史 | ||
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1996年 (平成8年) |
7月 | 「第1期科学技術基本計画」で生物遺伝資源を含む知的基盤の整備の重要性が謳われる |
1997年 (平成9年) |
4月 | 「大学における生物遺伝資源の確保と研究体制の整備」勝木、学術月報、1997 |
2001年 (平成13年) |
1月 | 理化学研究所筑波研究所にバイオリソース研究センターが開設される |
3月 | 「第2期科学技術基本計画」で生物遺伝資源を含む知的基盤の戦略的・体系的整備の促進が述べられる | |
8月 | 文部科学省科学技術・学術審議会の「知的基盤整備計画」で、「国が重点的かつ主体的に整備すべきバイオリソースについては、2010年時点で世界最高水準の目標を達成すること」が提示される | |
9月 | 「総合科学技術会議」の「分野別推進戦略」で、多様な生物遺伝資源の収集・確保・維持・管理・供給機能の長期的継続、国家的な対応の必要性が述べられる |
NBRP発足後 | ||
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2002年 (平成14年) |
4月 | 新世紀重点研究創生プラン(RR2002)の一環として、文部科学省のイニシアチブの下でナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)が立ち上げられる |
第1期NBRP事業開始 22リソース 中核的拠点整備プログラム(5年間)及び情報センター整備プログラム(5年間)から構成される | ||
推進委員会主査に森脇和郎(理化学研究所バイオリソースセンター)が就任 | ||
7月 | ナショナルバイオリソースプロジェクト発足記念シンポジウム(東京)が開催される | |
2003年 (平成15年) |
4月 | 中核的拠点整備プログラムの対象生物種として2リソースが追加される |
12月 | 特別企画「バイオリソース」展示(第26回日本分子生物学会 神戸)以後毎年開催また他学会へも広報活動を適宜拡大 | |
2005年 (平成17年) |
3月 | 文部科学省新世紀重点研究創生プラン(RR2002)ナショナルバイオリソースプロジェクト評価報告書(平成17年3月)が公表される(第1期NBRP中間評価) |
2006年 (平成18年) |
6月 | 「バイオリソース整備戦略のための報告書」(平成18年6月 ライフサイエンス委員会バイオリソース整備戦略作業部会)が公表される |
2007年 (平成19年) |
3月 | ナショナルバイオリソース分野における研究動向調査業務報告書(三菱総合研究所) |
4月 | 第2期NBRP事業開始 27リソース | |
ゲノム情報等整備プログラム(単年度)及び基盤技術整備プログラム(単・複数年度)が増設される | ||
8月 | 推進委員会主査に小原雄治(国立遺伝学研究所 平成19年度~現在)が就任 | |
12月 | 文部科学省及び推進委員会がNBRP実施機関を訪問し、課題管理者及び機関責任者等と意見交換を行う Site Visit が開始される | |
2008年 (平成20年) |
3月 | 第2期NBRPキックオフシンポジウム「生命科学の未来を拓くバイオリソース」(如水会館)を開催 |
文部科学省新世紀重点研究創生プラン(RR2002)ナショナルバイオリソースプロジェクト評価報告書(平成20年3月)が公表される(第1期NBRP事後評価) | ||
2009年 (平成21年) |
4月 | 文部科学省の委託事業から研究開発施設共用等促進費補助金(NBRP)事業に移行 |
8月 | 「NBRPにおけるデーターベース整備および成果情報の公開に関する報告書」及び「NBRPにおける実費徴収および知的財産権の保護のあり方に関する報告書」がワーキンググループから報告される | |
9月 | Asian Network of Research Resource Centers 第1回会議が韓国で開催され、アジアにおけるバイオリソース研究機関との国際連携のため毎年参加する | |
2010年 (平成22年) |
1月 | ナショナルバイオリソースプロジェクト評価報告書(平成22年1月)が公表される(第2期NBRP中間評価) |
2月 | 「NBRPにおける実費徴収の基本的な考え方」が通知される | |
10月 | Asian Network of Research Resource Centers 第2回会議(つくば) | |
2011年 (平成23年) |
6月 | バイオリソース整備戦略作業部会報告書「今後のバイオリソース整備のあり方について」(平成23年6月)が公表される |
8月 | 東日本大震災を受けて「バイオリソースの防災対策シンポジウム」が開催され、本震災を教訓に今後取り組むべき防災対策が共有される | |
ナショナルバイオリソースプロジェクト事後評価報告書(平成23年8月)が公表される(第2期NBRP事後評価) | ||
2012年 (平成24年) |
1月 | NBRP発足10周年記念公開成果報告会(品川)を開催 |
4月 | 第3期NBRP事業開始 29リソース | |
11月 | 第3期NBRP開始記念シンポジウム「第3期の挑戦」(品川)を開催 | |
2013年 (平成25年) |
10月 | Asian Network of Research Resource Centers 第5回会議(葉山) |
12月 | 名古屋議定書に係る国内措置のあり方検討会報告書(環境省)が公開される | |
2014年 (平成26年) |
8月 | ナショナルバイオリソースプロジェクト評価報告書(平成26年8月)が公開される(第3期NBRP中間評価) |
12月 | 全リソースの代表機関に対する Site Visit は一巡し二巡目に入る | |
2015年 (平成27年) |
1月 | 第3期NBRP中間年度公開成果報告会(品川)を開催 |
4月 | NBRP事業の運営が文部科学省から国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)に移管される | |
プログラムスーパーバイザー(PS)に小原雄治(国立遺伝学研究所)、プログラムオフィサー(PO)に小幡裕一(理化学研究所バイオリソースセンター)が就任 | ||
2016年 (平成28年) |
3月 | 推進委員会報告書「今後のバイオリソース整備の在り方について」が報告される |
5月 | 「今後のバイオリソース整備の在り方について」(ライフサイエンス委員会基礎・横断研究戦略作業部会)が公表される | |
7月 | ナショナルバイオリソースプロジェクト事後評価報告書(平成28年7月)が公表される(第3期NBRP事後評価) | |
9月 | Asian Network of Research Resource Centers 第8回会議(京都) | |
2017年 (平成29年) |
4月 | 第4期NBRP事業開始 30リソース |
7月 | POに田畑哲之(かずさDNA研究所)、林哲也(九州大学)が加わる | |
12月 | 第4期NBRP開始記念シンポジウム「基礎研究から応用研究にわたる公開成果報告」(品川)を開催 | |
2019年 (平成31年) (令和元年) |
10月 | ナショナルバイオリソースプロジェクト評価報告書(令和元年10月)が公表される(第4期NBRP中間評価) |
12月 | 第4期NBRP中間年度公開成果報告会 NBRPシンポジウム「NBRPが支える生命科学研究最前線」(第42回日本分子生物学会年会内・福岡)を開催 | |
2020年 (令和2年) |
6月 | 新型コロナウイルス感染症の影響下においても、貴重なバイオリソースの着実な維持・提供が可能となるよう、自動飼育/生育施設やテレモニタリング(リモートセンシング)環境の構築を実施 |
2021年 (令和3年) |
3月 | 第4期NBRP事業にヒト病原ウイルスリソースが追加採択され、31リソースとなる |
2021年 (令和3年) |
3月 | 「今後のバイオリソース整備の在り方について」(ライフサイエンス委員会基礎・横断研究戦略作業部会)が公表される |
4月 | NPRB事業は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)から再び文部科学省管轄事業となる | |
2022年 (令和4年) |
4月 | 第5期NBRP事業開始 33リソース |
NBRPバイオリソースで整備するバイオリソースと代表機関
バイオリソース・課題名 (代表機関) |
第1期 FY2002 -2006 |
第2期 FY2007 -2011 |
第3期 FY2012 -2016 |
第4期 FY2017 -2021 |
第5期 FY2022 -2026 |
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動物 | |||||
実験動物マウス(理研BRC) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
加齢マウス(神戸医療産業都市推進機構) | ○ | ||||
マウス・ミュータジェネシス(理研GSC) | ○ | ||||
ラット(京都大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ニホンザル(生理研) | ○ | ○ | ○ | ||
ニホンザル(京都大学) | ○ | ○ | |||
ニワトリ・ウズラ(名古屋大学) | ○ | ○ | ○ | ||
ネッタイツメガエル(広島大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ツメガエル・イモリ(広島大学) | ○ | ||||
ゼブラフィッシュ(理研CBS:旧理研BSI〜FY2017) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
メダカ(名古屋大学) | ○ | ||||
メダカ(基生研) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
カタユウレイボヤ・ニッポンウミシダ(筑波大学) | ○ | ||||
カタユウレイボヤ(筑波大学) | ○ | ○ | ○ | ||
ショウジョウバエ(京都工芸繊維大学) | ○ | ○ | |||
ショウジョウバエ(遺伝研) | ○ | ○ | ○ | ||
カイコ(九州大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
線虫(東京女子医大) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
バイオリソース・課題名 (代表機関) |
第1期 FY2002 -2006 |
第2期 FY2007 -2011 |
第3期 FY2012 -2016 |
第4期 FY2017 -2021 |
第5期 FY2022 -2026 |
植物 | |||||
シロイヌナズナ / 植物培養細胞・遺伝子(理研BRC) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
シロイヌナズナ等実験植物 / 植物培養細胞・遺伝子(理研BRC) | ○ | ||||
イネ(遺伝研) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コムギ(京都大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
オオムギ(岡山大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ミヤコグサ・ダイズ(宮崎大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トマト(筑波大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
広義キク属(広島大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
アサガオ(九州大学) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
バイオリソース・課題名 (代表機関) |
第1期 FY2002 -2006 |
第2期 FY2007 -2011 |
第3期 FY2012 -2016 |
第4期 FY2017 -2021 |
第5期 FY2022 -2026 |
微生物 | |||||
藻類(環境研) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ゾウリムシ(山口大学) | ○ | ○ | ○ | ||
細胞性粘菌(筑波大学) | ○ | ○ | ○ | ||
細胞性粘菌(理研BDR:旧理研QBiC〜FY2017) | ○ | ||||
きのこ(鳥取大学) | ○ | ||||
酵母(大阪公立大学:旧大阪市立大学〜FY2022) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
一般微生物(理研BRC) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
大腸菌(遺伝研) | ○ | ||||
原核生物(大腸菌・枯草菌)(遺伝研) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
病原微生物(千葉大学) | ○ | ○ | ○ | ||
病原真核微生物(千葉大学) | ○ | ○ | |||
病原細菌(岐阜大学) | ○ | ○ | |||
ヒト病原ウイルス(長崎大学) | ○ FY2020- | ○ | |||
バイオリソース・課題名 (代表機関) |
第1期 FY2002 -2006 |
第2期 FY2007 -2011 |
第3期 FY2012 -2016 |
第4期 FY2017 -2021 |
第5期 FY2022 -2026 |
細胞・遺伝子材料 | |||||
研究用ヒト臍帯血幹細胞(東海大学FY2012・13→東京大学FY2014~) | ○ | ||||
研究用ヒト臍帯血細胞(東京大学) | ○ | ○ | |||
ヒトES細胞(京都大学) | ○ | ○ | |||
ヒト・動物細胞(理研BRC) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
DNA(動物・微生物)(理研BRC) | ○ | ||||
遺伝子材料(理研BRC) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
バイオリソース総数(動物・植物・微生物) | 24 | 27 | 29 | 31 | 33 |
情報 | |||||
情報センター(遺伝研) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
GAIN(京都大学)* | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
GBIF(国立科学博物館)* | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ABS対応(遺伝研)* | ○ FY2015- |
○ | ○ | ||
外部検証促進のための人材育成(実験動物学会) | ○ FY2016- |
○ | ○ | ||
バイオリソース・課題名 (代表機関) |
第1期 FY2002 -2006 |
第2期 FY2007 -2011 |
第3期 FY2012 -2016 |
第4期 FY2017 -2021 |
第5期 FY2022 -2026 |
*情報センター整備プログラム-分担機関