- 代表機関:国立遺伝学研究所 微生物機能研究室
- 課題管理者:仁木 宏典
- FAX:055-981-6826
- 分担機関①:九州大学 大学院薬学研究院
概要Overview
大腸菌と枯草菌は、グラム陰性バクテリアとグラム陽性バクテリアをそれぞれ代表するモデル生物として多くの研究に使われ、膨大な生物学的知識・手法の蓄積があります。これと共に作り出されたリソースは極めて重要であり、特に全遺伝子破壊株コレクションは実質的に国際標準のリソースとして基礎研究から医学、産業応用の分野で利用されています。
リソースの系統
・栄養要求性変異株
・全遺伝子変異株コレクション(大腸菌KEIOコレクション、枯草菌BKEコレクション)
・広域遺伝子欠損変異株コレクション(KHKコレクション)
・大腸菌遺伝子クローンコレクション(ASKAクローン)
・遺伝子発現ベクタープラスミド(467種類)など
リソースの特徴
大腸菌K12株、枯草菌168株というどちらも実験標準株に由来するリソースを収集、保存、分譲しています。約4000株から成る全遺伝子変異株コレクションの一括分譲を実施している唯一のリソースセンターです。
代表機関での取り組み
国立遺伝学研究所では、リソースの収集、保存、分譲を行い、さらに変異株の全ゲノムシークエンス解析に基づいた遺伝子型の特定を実施しています。
分担機関での取り組み
九州大学では、リソースのバックアップ機関として、緊急時のリソースの安全維持を支えています。